ん?お兄さんがこのマンションに住むようになった理由?なんか変な感じなんだよコレ。最近ちょっと仕事も軌道に乗ってきてさ、まぁスタイリストなんて安定とか考えてたらやってらんないんだけどね、有り難い事に色んな方から声掛けて頂けるようになったのよ。やっとお兄さんの実力を認めてくれるような世の中になったって事かな?でさ、そろそろ大きい家に引っ越そうと思って色々探してたの。仕事の合間を縫ってだから難しかったんだけど。そしたらある日偶然良い不動産屋を見付けてね!夜の…十二時近かったかなぁ。珍しいよな、そんな遅くまでやってる店。で、ちょっと好奇心混じりで覗いてみたら店主と意気投合しちゃって!四、五十代くらいのオジサンだった。茶髪でフランクな感じの。なかなかガタイも良くて男の色気を感じたね!お兄さん結構ああいうタイプ好みなんだよなぁ。ほら愛だよ、愛!俺はバリアフリーな愛の持ち主なんだよ!あ、話戻すけど、そのオジサンが勧めてくれたのが “king”って訳。最初はビックリしちゃったよ。だって都内の一等地で三十畳の部屋が九室だよ?さすがにそれはねぇ…お兄さん何も言えなかった。そしたらオジサンが幾らでも良いって言うんだよ。有り得なくない!?もしかしたら詐欺なんじゃないかとかお兄さんの体が目当てなんじゃないかとか…これ冗談だけど!とにかく色々考えた。考えたんだけど…今の所被害に遭ってないし何かされたら倍返しすりゃいいし?俺はkingに住むって決めたよ。

…で、お兄さんが入居した次の日に運命の出会いって訳!家に帰ったら可愛い女の子がお出迎えしてくれてさー困った顔がたまらん。話してみると笑顔も可愛くてお兄さんどうしようかと思ったね。取り合えず夕飯とワインを御馳走してあげることにしたよ。え?酔わせて何かしようなんて淫らな事考えてないよ?これっぽっちも考えてないってば!俺は紳士なの!てか一日目で手ぇ出しちゃったら、これから先気まずくなっちゃうでしょ?将来的には落とす気満々です。こんな可愛い子放っておく奴の気が知れないね!でもここで何もしないのは男じゃないよな。という事で歓迎とおやすみのハグとキスを頬に。風呂上がりのせいかちゃん暖かくて良い匂いがした…やっぱ女の子は柔らかくて良いね!でも相当驚いたみたい。顔なんて真っ赤になっちゃって。瞳も心なしか潤んで…ダメダメ、我慢するんだ俺の理性。初々しい反応でお兄さん嬉しいです。これから先、覚悟しててねちゃん!